6 月9日土曜日、去年に続き「医療・看護・介護」分野の研修を開催いたしました。
梅雨入りで心配された空模様も崩れることなく、ご用意した席すべて満席という素晴らしい研修会になりました。

テーマは「超高齢・多死社会における医療との付き合い方」です。
講師には医学博士の内田直樹氏をお招きしました。
認知症とは「状態」を指すのであり病名ではない、認知症の原因となる疾患の診断がいかになされていないかという医療現場の現実を知り、認知症に対する認識が変わりました。
精神科医師でもある内田先生から聴く「認知症のお薬の本当の話」「一見認知症に見えるもの」「認知症の診断の仕方」から「看取りまでの期間」等々、知らないことばかり。
これほど実用的でためになる情報を聴ける機会はそうありません。

内田先生は、在宅医療を支える訪問診療最前線でご活躍中の医師でもあります。
人生の終末期において患者さんの70%は意思決定能力がないそうです。
それに対し、事前に患者さんとそのご家族や代理人、そして医療従事者があらかじめ話し合うプロセスが重要では、という「アドバンス・ケア・プランニング」という考え方についても、時間を割いて頂きました。
「相続とアドバンス・ケア・プランニングのお話は、今後セットで語られるべきことだと思います」と内田先生はおっしゃいます。
相続で大切なのは心の相続です。
人生の延長線上に起こる出来事として見れば、終末期を支える医療・看護・介護の現場の声に耳を傾けることはとても大切だと考えます。
自分だったら、自分の親だったらと自問自答、心を揺さぶられ引き込まる今回のお話ならではの感動的な一日となりました。
内田先生、貴重なお話をたくさん聴かせて頂き本当に参考になりました。ありがとうございました!
たろうクリニックHP
http://taro-cl.com/

またマインズの主旨にご賛同頂き、去年を上回る多くの方に駆けつけて頂きましたこと、心からうれしいです!
ご参加頂いた皆さまに勇気をもらって感謝です。ありがとうございました!

懇親会も和気藹々、普段お忙しい皆さまだからこそ「たくさん食べて飲んで」スタミナをつけたいということで、お店選びも怠りません。
学びと同じくらい皆さんと笑って語り合える時間を大切にしてまいります!またお会いしましょう!
ありがとうございました。