4月19日(土)、第19回特別研修会を開催いたしました。
12期下半期スタートを飾る研修会のテーマは「あなたも相続コンサルタント~価値の置き方・伝え方」。全編ディスカッション形式の開催です。
パネラーは相続コンサルタントの小笹 美和氏、司法書士の福田 修平氏、そして弁護士でマインズ役員でもある向原 栄大朗氏の3名です。

 

士業の先生方は多職種の連携がなくとも仕事を完結することができます。では士業以外の「相続に携わる実務家の存在意義」とは何か。
今回は士業と実務家それぞれがビジョンと立ち位置を確立し、そして次世代にバトンを渡すために必要不可欠と位置づける研修会です。

京都からお招きした小笹先生は、「相続コンサルタント」第一人者としてまさにその道を切り開いてこられた苦労人であり創造者です。今では後進の育成指導に当たられていることもあり、マインズ研修会への要請にも快く応じて下さいました。
そして司法書士の福田修平先生はお隣山口から初のご登壇。
「幸せ相続ネットワークやまぐち」を設立なさるなど士業の枠組みを超えた活動に、ぜひお招きしたいと注目していた先生です。
またコンプライアンスの側面から弁護士として向原先生が手を上げてくれました。

 

まず「相続コンサルタント」とは何か、この定義づけを共通認識し、共通の言葉として皆でシェアすることからセッションはスタートしました。
「どこに相談すれば良いのか」「お客様は適正な士業にたどり着けているのか」小笹先生による問題提起を皮切りに、相続コンサルの分類について説明を頂きます。
九州初上陸、その着眼点に対し福田先生と向原先生の実務に落とし込んだ意見が交わされます。

続いての「士業のトリセツ」には先生方もボルテージが上がったよう。
向原先生自ら「弁護士は大雑把で理屈っぽいコミュ障」と言い切る潔さ。そして福田先生は「余計な事をしてはいけない(したくない)のが司法書士」であるとも告白。対する小笹先生は、士業先生方は職人であると位置づけました。
ややもすればお客様が置いてけぼりになりそうな事例を上げ「少しだけお客様の前に立つ存在」が相続コンサルタントの役割だとします。
そして福田先生、向原先生から「ここだけの話」や「得意不得意」が語られるにつれ、相続コンサルの持てる力が先生方の助けになることを理解し、自然とお互いの存在を認識するに至ったように思います。
これは素晴らしい成果でした。

 

セッションテーマはコンプライアンスや士業の職域にも及び、リスクについても学べました。
最後に。
小笹先生から、相続コンサルタントは「そもそも協業なくして成り立たない」のに対し、「士業先生方はどうなの?」との問いかけがありました。
その答えは、福田先生が「3人の石切工」の話を例えに丁寧に伝えてくださいました。

  

九州初上陸となる「相続コンサルタント」をテーマとしたパネルディスカッションでしたが、大相続時代をどう迎えたら良いのか大きな目標を得ることができたと感じます。
アンケートからも「士業の先生方の本音を聞けた」「士業の職域領域が理解できた」新しい視点、角度だ」と、高評価をぞくぞく頂きました。
参加者の皆様が成果を得ることができたのも、柔軟さと実力を併せ持つ先生方のおかげです。
小笹先生、そして福田先生とのご縁に心から感謝いたします。お力添え頂き、本当に有り難うございました!
また今回も遠方から、そしてお忙しい中を会場にオンラインにと駆けつけて頂いた皆様、有り難うございました!

会場参加者の98%にご参加頂く懇親会はいつもながらの和気藹々、いつもマインズをお支え頂き有り難うございます。
またお会いしましょう!有り難うございました!!