新緑がまぶしい4月14日(金)、第10期下半期となる特別研修会を開催いたしましたので、ご報告させて頂きます。
テーマは「鑑定」とし、不動産のみならず美術品・骨董品について生前対策の重要性について事例を中心に取り上げてみました。

  

第1部は本郷美術骨董館執行役員の藤田慎一氏による講演です。テーマは「相続で価値がありそうなモノがあった時の対処方法~事例を交えて~」、いわゆる美術品や骨董品の扱いについて学びます。

藤田氏は、遺品整理において価値ある一品物が古いからと捨てられてしまうのではなく、「価値がわかる人に」「後世に」紡いでいくことは日本の文化をつないでいくことだと話し始めます。
そして美術品の相続における評価額算出方法を踏まえ、生前に鑑定をしておくことの重要性についても事例を引き合いに訴え、また「好きで収集した想いの価値というものは値段以上の価値であり、それこそ本物の価値ではないか」と、マインズの理念にも通ずる考え方を示して頂きました。

 

第2部は株式会社プライム評価研究所取締役で不動産鑑定士の添野敬一氏、テーマは「相続と不動産鑑定評価について」です。

まず鑑定評価について基本的な考え方を丁寧に説明、その後は「相続前」「相続時」「相続後」の鑑定事例について、具体的な話が続きます。評価書の作成や鑑定をしておいた方が良いケースなど、相続の実務においてとても迫るものがありました。不動産鑑定の重要性と活用について多くの学びが得られたことは貴重でした。
 
そして第3部のトークライブに突入、モデレーターには特別ゲストとして税理士法人TAパートナーズ代表で税理士の相浦圭太氏をお迎えしました。
軽妙なテンポで深入り、業界ならではの話や素顔や本音が思わずこぼれたりで会場全体が一体感で包まれたように感じました。
 

アンケートからも「鑑定という切り口で違う専門家による講演は非常に有益」「とても役に立ったし楽しい内容」「それぞれの専門家の提供する価値がよくわかった」「何かあればぜひ活用させて頂きたい」と、手応えを頂きました。
年1回の平日開催でしたが、オンオフが完全に逆転。ほとんどの方が会場に駆けつけて下さいました。
ご参加頂いた皆様、年度替わりで慌ただしい中をご参加頂きましたこと感謝申し上げます。
また講師の先生方には短い持ち時間を最大限に活かしてお話しを頂いたばかりか、寄せられた多くの質問にも丁寧に回答頂きました。
皆さま、本当に有り難うございました!!

 

 

講師を囲み懇親会も和気藹々と、盛会の内お開きとなりました。
またお会いしましょう!!
有り難うございました。