12月8日土曜日、今年締めくくりとなる研修を盛会のうち終了しましたのでご報告いたします。

  

テーマは「最近起きがちな紛争類型と解決策~生前、どうしておくべきだったか~」講師は弁護士の桑原貴洋先生をお招きしました。
生前の預貯金引出など身近な事例を引き合いに、詳細ながらも本当にわかりやすくお話し下さいました。

 

例えば子どもや孫名義の名義預金は調停の場では話し合いが可能でも、審判になるとそれはそもそも遺産の範囲なのかを争う「遺産確認訴訟」という別な裁判手続きが必要になるという事実。
ひとくくりに遺産分割争いと行っても、それがどれだけ当事者を疲弊させてしまうか、制度上の側面からも深く理解が出来ました。
裁く裁判所が違えば手間も費用が嵩むため、泣き寝入りや問題先送りをせざる得ない当事者も多いそうです。
それだけに桑原先生の等身大の言葉で語られる生前対策は腹に落ちるものがありました。

全66ページに亘る細やかなレジュメながら質疑応答の時間もたっぷり設けて頂くなど、「新しい価値を提供したい」という桑原先生の特別な配慮に、「論点の多いテーマをわかりやすく説明して頂いた」「非常に細かく時間を要することがよく理解できた」など、参加者皆さまから高評価を頂く研修会となりました。桑原先生、素晴らしい研修でした!ありがとうございました!
また遠方にもかかわらず時間をつくって下さった方々、そして数ある研修会の中からマインズをお選び頂いた皆さまに改めて感謝申し上げます!
ありがとうございました!!

懇親会は第2部からの有志も交えて賑やかな宴となりました。
話す時間が足りないくらいワイワイと、師走らしい寒波に見舞われた福岡でしたが、談笑の中で1年を振り返ることができて暖かい気持ちになりました。
また来年お会いしましょう!今年もありがとうございました!