8月3日(土)、高温注意報が出されるほどの酷暑に見舞われた福岡で、第24回定例研修会を盛会のうち終了いたしました。

講師は税理士法人平川会計パートナーズ福岡事務所所長で、税理士の諸岡正也氏。
テーマは「事業承継の実務~新しくなった事業承継税制をふまえて~」です。

2008年より始まった事業承継税制創設からの改正の流れを整理、支援拡充の概要に触れ、国の本気度がわかりました。顧問先への対応や反応など交えながら政府関係者との興味深いいきさつもお披露目頂くなど、難しいお話をわかりやすくお聴かせ下さいました。


使いやすくなったと言われる去年の改正。後継者不足や経営環境の変化に応じた減免など中身はかなりのボリュームです。また事業承継は「税務」と「法務」双方の流れに対応する必要性があると知り、特に遺留分への配慮は納税だけに止らない事業承継の難しさと複雑さを感じます。
資料も豊富に解説して頂きましたが、それだけに税理士と共に事前の準備をする必要性を強く感じました。


後継者以外の相続人の生活を考え「目に見える価値」を提供することが大切ではないかと諸岡氏は語ります。
遺留分の放棄につなげるなど、実績を重ねた言葉だけに腹落ちするものがありました。
諸岡先生、貴重なお話を頂き本当にありがとうございました!

暑気払いを兼ねた懇親会は多様な皆さまがお集まりなだけに話題が尽きず、どんどん仲間になって参ります。
今期フィナーレとなる研修会も、おかげさまで皆さまの笑顔で満ちました。
学びの場は出会いの場でもありますね。
またお会いしましょう!ありがとうございました!!