学びの秋、『相続マインズ福岡』第7期スタートとなる定例研修会が10月5日(土)開催されました。
講師は司法書士で、成年後見や家族信託でもその名を知られた橋本雅文氏。
テーマは「民法改正後の遺言と遺言執行者の実務」です。
ほぼ満席となった会場は、実務家と士業の先生方の意見が活発に交わされるなどライブ感いっぱい。
豊富な遺言事例や遺言執行者の役割や苦労など、相続法改正に関わる条文を絡めながら話は進みます。
遺言作成支援から遺言執行の実務まで、全般を通して伝わったのは「無用なトラブルをなくしていこう」という橋本先生の強いお気持ちです。遺言作成自体は確かにビジネスとなるが、大切なのはその先だと言います。「争いのない資産の承継こそ皆さんのゴールにして欲しい」という言葉に、深く共感しました。
「とても分かりやすかった」「普段知らなかった遺言執行者の話は勉強になった」というご意見だけでなく、遺言執行者を長く続けてきた実務家からも「法の改正等、注意する事項が大変良く理解でき有意義だった」「遺言執行者の重要性を再認識できた」との反響もいただきました。
また「付言」の大切さにしんみりしながら重要性を再認識するなど、本当に学びの多い時間になりました。
家族信託の普及に加え民事信託監督人協会理事としてご著書の出版もなさった橋本先生。大切にしているのは「本人の意思で承継の道筋を作ること」そして「お子さん達がその道筋をたどるのに最適な方法をご提案すること」だとし、士業や弁護士に頼むのではなく実務家も関わるべきだとのメッセージは参加者全員に心強く響きました。
マインズ役員として長きにわたり関わる橋本先生ならでは。ご参加頂く皆さんの連携の輪がますます広がることを期待したい、そんな第7期のスタートでした。橋本先生、切れのある充実した研修でした。ありがとうございました!そして、お忙しい中、また遠方からも駆けつけてくださった参加者の皆さま。たくさんある研修会の中からマインズの研修会を選んで頂き本当にありがとうございます!
懇親会ではご著書の抽選会も行われるなど、ラグビーもソフトバンクホークスも後回しにしてワイワイと。
来年は「合宿をしたい」と、楽しくも真面目な話は尽きることがありません。居心地が良いから、とのお声は主催者冥利ですね。
またお会いしましょう!ありがとうございました!