2月5日(金)、今年スタートとなる定例研修会を開催いたしました。
テーマは「本当は相続したくない、不要不動産の相続対策」。講師は横浜在住の不動産コンサルタント、右手康登氏をお招きすることが出来ました。
問題を抽出し、目標を具体化し、現実とのギャップを理解した上で立案、実行のプロセスは、不動産のプロを自認する者でも、誰もが出来ることではありません。
今回は「親の兄弟の相続」「生産緑地」「共有不動産」「貸宅地(底地)」「資産管理会社の相続」という5つの事例を引き合いに、相続関係図や相続税計算など専門家と連携しつつ全体のシナリオ作成と実行まで、事例を元に不動産コンサルの流れを一つ一つ丁寧に解説して頂きました。
相談者との面談の際に提出した書面まで公開して頂くなど、無料ではなく有料コンサルになる秘訣を伝授。その奥には深い倫理観とサービスポリシーがあることを知りました。
とかく目先の利益優先と思われがちな不動産業界において、そんな右手氏のスタンスは安心につながるものですし、説明の手法など取り入れたいと感じた方も多かったように思います。
そして、問題を抱え放置されたかもしれない複雑な不動産の権利関係を整理し改善する力の原点は、「顧客の資産の最大化」だというメッセージに強い信念が感じられます。一過性ではなく長期的なお付き合いを実践し続ける右手氏ならではの説得力あるお話は、不動産対策のテーマを超える内容であったとも言えます。
また「地域に必要とされる会社、人ですか?」との問いかけは、コンサルタントとは何かを考える貴重な時間にもなりました。緊急事態宣言下にも関わらず、福岡に足を運んで頂いた右手氏には特段の配慮を頂きました。
本当に有り難うございます!
今回も会場ライブとオンライン配信のハイブリッド開催でしたが、数あるセミナーの中から今回ご参加頂いた方には改めて感謝申し上げます。会場に駆けつけて下さった皆さまも、そして時間をやりくりして下さった画面向こうのオンラインの皆さまも、本当に有り難うございました!
相続マインズ福岡にご参加頂く皆さまの時間は止まっていません。100%ではありませんが出来ることを少しずつ、「相続の本質は人の幸せ」を理念に掲げ、引き続きご期待に応えられるよう努めて参ります。
再び皆さまと元気に再会できる日を楽しみにしております。有り難うございました!!