12 月10日(土)、今年フィナーレを飾る研修会を開催いたしましたのでご報告させて頂きます。
テーマは「遺品整理と「相続」の関係~遺品整理の現状と直面する相続問題」、講師は富士FP株式会社取締役でベリエストハート代表の森川淳子氏です。
リクエストを多く頂いていたテーマだったこともあり、会場参加は3年ぶりに20名を超えました。

 

「実際の現場でしかわからない相続の課題に触れ、遺品整理の現状を知って頂き、相続問題を円滑に解決出来るよう役立てば幸いです」。
森川氏からあらかじめ頂いていたメッセージのまま、まず遺品整理業界について学ぶことから始まりました。
すべて処分する業者から、要品・不要品の仕訳からさらに分別までする業者となると、それなりの知識が必要と言います。つまり、価値を知らなければ簡単に処分されてしまうのです。
丁寧な説明から担当者の専門知識が重要な場面を知り、トラブルを未然に防ぐため必要なことを学びました。

 

また、遺品整理のように「誰かがしなければならない手続き」は亡くなった後だけではない、生前対策こそ遺品整理の課題ではないかと森川氏は続けます。
身体に不自由を感じるようになっても、施設への入所や入院の際の手続きは必要です。「自宅に戻れなくなっては生前整理も出来ない現実」に、「捨てきれない」に寄り添いながら「心を整理するお手伝い」を実践する森川氏の言葉の深さが理解できた気がします。

「心と体が元気な内に出来ることをしておけば、その効果はより大きくなる」。森川氏の訴えはマインズの取り組みにも完全に一致します。
アンケート結果からも、「生前整理の実例に驚いた」「遺品整理よりも生前整理の重要性を強く感じた」「現実と理想の差があると分かる驚きのセミナー」「早めに気づいていただけるよう情報提供したい」「行動してもらえるようにご案内していきたい」と、前向きな意見をたくさん頂きました。

 

実務に即した、本当に良い研修会になりましたね。
森川氏のお人柄も伝わってきて、相続対策以前に相談者が求めているのが何なのか、伝わってくるような有意義な時間でした。森川先生、有り難うございました!
そして年末に向かうお忙しい中会場に駆けつけて頂いた皆様、またオンラインで時間調整を頂いた皆様も、本当に有り難うございました!!
おかげさまでフィナーレにふさわしい素晴らしい時間を皆様と共有することが出来ました。

急ごしらえでしたが、実質上忘年会となる懇親会にも多くの方がご参加下さり、少しずつ日常が戻りつつあるようです。笑顔がどんどん増えて、仲間になって参ります。次回懇親会は事前にお申込み頂けるようお手配させて頂きますので、可能であればぜひ覗いてみて下さい。

来年またお会いしましょう!有り難うございました!!