第8期キックオフ!

10月2日(金)、おかげさまで第10回特別研修会が盛会の内終了いたしました。
テーマは「スモールM&Aを中心とした第三者承継に出てきた紛争・失敗」、4名のスピーカーによるトークセッション形式での展開です。

お招きしたのは、ご自身のM&A経験を元に仲介業務など幅広く展開、ご活躍中のV&Mパートナーズ(株)代表取締役社長の宮嵜太郎氏、社会保険労務士法人アドバンス/行政書士法人アドバンス所長で企業の人事・労務デューデリジェンスの業務にも注力、講演会・企業研修で実績のある伴芳夫氏です。そこに相続マインズ福岡役員でもある嬉野・本村税理士法人所長の仲野友恵氏ならびに、向原綜合法律事務所所長で弁護士の向原栄大朗が加わってのオンラインセッションという形を取りました。

 

企業の価値の見極め、相場観といったものの判断からM&Aのスキームを法的・税務的に深く掘り下げ、「M&Aでなければ行けない理由があるのか」「業務提携でいいのではないか」など、実際携わる実務家ならではの言葉に、複合的な視座を持つ必要を感じました。

また、従業員の労働条件の承継など、労務監査という観点が大きくかつ重要なポイントであることを知り、驚きつつ耳を傾けました。サービス残業代をめぐるトラブルなど、聴けば聴くほど従業員さんの気持ちもM&Aにおいては大切な要素だと気づかされます。

M&Aには様々な方向から調査するいわゆる「デューデリジェンス業務」が、これほど領域が多岐にわたり、かつ専門的な知識が必要であることが良く理解できました。「M&Aは結婚と同じ。その後の生活をイメージして事前から準備して」という言葉に納得です。
宮嵜社長、伴先生、貴重な機会を頂き、本当にありがとうございました。極力専門用語は使わずに、という要望にも応えて頂くなど無理を聴いて頂きましたが、中身は全国的に見てもハイレベルであったかと感じました。有り難うございました!

 

そしてご参加頂いた皆さまには、19時からという遅い開催時間でもあり、お仕事やご家庭の事情を調整して頂いたと思います。慣れないオンラインで不備も多々ある中、ご視聴頂き御礼申し上げます。
有り難うございました!

相続マインズ福岡では、事業承継、とりわけM&Aにフォーカスを当てた研修会は今回初めてでした。士業の先生方の間では、M&Aの研修会は多く開かれていると聞いていますが、マインズの会員皆さまからも事業規模の小さな会社がお客様先だったり、自分自身のこととして知識を身につけておきたいというリクエストが寄せられており、今回の開催につながりました。

今期マインズで取り上げるテーマは、どれも皆さまから寄せられたお声に応えるべく、スケジュールさせて頂いております。第8期もブレずに皆さまと歩んで参ります。
またお会いしましょう!有り難うございました!