12月11日(土)、今年フィナーレとなる研修会を開催いたしました。

テーマは『事業承継・会社を引き継ぐのは誰ですか?』
~親族承継・第三者承継・廃業 どれを望みますか?後継者は会社のことをどれだけ知ってますか?~

3名の講師によるトークセッション形式で開催させて頂きました。

モデレーターには事業承継の俯瞰的立場から、生命保険のスペシャリストでいらっしゃる安元宗孝氏に依頼。
理解が進んだのは安元氏の存在あればこそ、問いの立て方はさすがでした。
まずは税理士の小嶋公志先生による事例解説に対して、安元氏のコメントや質問、その時々に行政書士の佐藤賢太先生がクロスしながら進みます。


30件を超える事業承継コンサルの一覧表を例に、導入からコンサルの結果内容まで掌握していく手法を解説頂いた後は、1つの事例に対しての数十ページに及ぶ打合せ記録を解き明かしながら、事業承継とは何かを徹底解説して頂きました。
これには士業の先生方からも、その流れは非常に為になったとの感想も。具体的な話なだけに、提案のイメージがはっきりしたことは成果でした。

続いては、佐藤賢太先生による財務状況マトリックス表を用いた出口戦略についての解説。
①ハッピーリタイア支援 ②経営改善支援 ③企業再建支援 ④廃業支援 のそれぞれについて、実践的かつ、かなり深い話に皆引き込まれたことは言うまでもありません。
特に金融機関の存在についての認識は知る機会がほとんどなく、企業再建支援とあわせて改めて企画して欲しいとのご意見を多数頂きました。

2時間という限られた時間の中、講師3名の持ち味が素晴らしく発揮された研修会となりました。事前の打合せから素晴らしいチームワークで、予想はしていましたが本当によく纏めて頂いたと感謝いたします。

アンケートからは「専門的でかつ多面的な視点で参考になった」「何をすべきかはよく理解できた」「現実的な話がとても良かった」「質問を交えながら解決しながら進める方法は分かりやすくて良かった」との高評価も。
小嶋先生、佐藤先生、そして大役を務めて頂いた安元氏、有意義な時間を頂き有り難うございました。

 

会場も少しずつ参加者が増え始めました。
この1年、ようやくオンラインと会場のハイブリッド開催で、中止も延期もなく乗り切ることが出来たことにホッとしています。これもご参加頂く皆さまがいてくれるからこそ、あり得たことです。
今回も師走のお忙しい中ご参加頂いた皆さま、そして遠方より会場に駆けつけて下さった皆さまも、本当に有り難うございます!
9期目に突入したとは言えまだまだ未熟なことだらけ、来年も皆さまと共に学び仲間になって行けたら嬉しいです。

またお会いしましょう!有り難うございました。