2月3日(土)2024年キックオフとなる第41回定例研修会を開催いたしました。
テーマは「実践!エンディングノート作成と遺言へのステップ」
「エンディングノート」「遺言」それぞれの価値を知り、より効果的な相続対策を実現しよう!という試みです。

意外なことに参加者のなかでも相続実務家の皆さんほとんどが「エンディングノートを書いている」という事実が判明。その一方で、士業先生の中には「エンディングノートって何?」「はじめて手に取った」という方もいて妙な納得感も得られた研修会でした。
しかしながらアンケート結果は…
「実際に書くことでより真剣に向き合えることが学べた」「実感がわいた」「両親に書いてもらうことで当時の想いなどを知りたい」「感謝の時間がつくれそう」「エンディングノートを広める活動に参加したい」「クライアント向にセミナーを開催したい」など、大変前向きで高評価な感想を伺うことができました。
今回の試みの有意義さが明らかになった気がして、とても嬉しかったです。

「相続の本質は人の幸せ」。財産だけでなく「想いを伝える相続」は相続マインズ福岡のまさに理念そのものです。財産目録だけ、遺言だけではなく「エンディングノート」を組み合わせることで、より良い相続の姿が広まることを強く願います。

 

まず第1部は『終活に必要な「エンディングノートの書き方」~エンディングノート作成と実践~』。講師はファイナンシャルプランナーとして士業先生方の信頼も厚い、久恒恵美子氏です。
終活とは?という解説に始まり、参加者が実際にエンディングノートを書くという実践的スタイルで講義は進みます。
死後の手続きやお墓、物の処分など「自分でできないことは書き残しておかなければ伝わらない」という基本的なことから、「誰が自分の財産を分けることになるのか、初めて気が付いて考える人がほとんど」という一般の方々の現実を、エンディングノートを書き進めながら学びます。

そして第2部は「自筆証書遺言へのステップ ~ディスカッションを通じて~」。
お迎えしたのは、行政書士で相続診断士の中島美春氏。ご自身もエンディングノート書き方講座を開くなど、一般の方への周知にも真摯に取り組まれています。
中島氏による事例を紐解きながら、久恒氏と会場の声とを交えた展開にタイムキープが難しくなるほど議論が深まりました。そしてついに最後は「こういう実務家(専門家)人がいてくれると助かる」という、まさに忖度なしの提言と連携合意を得るに至りました。

貴重なお時間を使い打合せを重ねて頂いた久恒氏と中島氏の姿に、ビジネスだけにフォーカスしない人への愛情、優しさがなければできない仕事を教えて頂きました。参加者全員の共感の声と共に心から感謝申し上げます。
有り難うございました!!
そして参加者の皆様のおかげで会場全体での素晴らしいディスカッションが実現いたしましたこと、御礼申し上げます。真摯なお声を頂き本当に有り難うございました。

終了後は和気藹々の懇親会。女性二人が講師と言うことで、ちょっとおしゃれな感じ?に笑顔の輪が広がりました。またお会いしましょう!有り難うございました!!